鏡を見たら頬に今まで気づかなかった茶色いシミが!
年齢を重ねると、顔にぽつぽつと表れる茶色いシミが気になりませんか?
この記事では顔にできるシミの5つの種類や3つの原因、シミの予防やできてしまったシミへの5つの対策をご紹介します。
ぜひ参考にして、いつまでも白く美しい肌をキープしてくださいね。
顔に表れる5種類のシミとは?
最初に、あなたの顔のシミはどのタイプか知っておきましょう。
シミの種類 |
特徴 |
老人性色素斑 (ろうじんせいしきそはん) |
紫外線が主な原因で、頬骨の高いところにできやすい。シミの境界がはっきりしていて最初は薄茶色、徐々に濃くなってくる。丸い形で数mm~数cmの大きさ、顔の左右対称にはできない。別名を日光性黒子(にっこうせいこくし)と言う。 |
脂漏性角化症 (しろうせいかくかしょう) |
紫外線が主な原因で、イボのように隆起したシミ。表面はブツブツしていて、色は茶色や黒色。老人性色素斑の角層が厚く変化してできる場合も。 |
肝斑 (かんぱん) |
女性ホルモンバランスの崩れが原因で、30~40歳代の頬骨のあたりにできる。左右対称で、薄いモヤっとしたシミ。50歳前後に迎える閉経の後は薄くなる。 |
雀卵斑 (じゃくらんはん) |
遺伝によるバカスのことで色白の女性に多い。鼻を中心とし、小さく茶色いシミがちらばるようにできる。10代の思春期のころに目立ち、30歳を過ぎるとだんだんと薄くなる。 |
炎症性色素沈着 (えんしょうせいしきそちんちゃく) |
ニキビ跡や傷跡が茶色くなったもので、シミの境界がわかりにくく、色ムラがある。女性だけでなく男性もできる。顔のムダ毛を毛抜きで抜き続けたり、体の虫刺されやかぶれ、下着や衣類がこすれてできる場合も。 |
この5つの中で、老人性色素斑と肝斑が女性が気になるシミの90%をしめます。
シミができる3つの原因
シミの種類がわかったところで、シミができる3つの大きな原因をみてみましょう。
紫外線によるダメージ
シミができる最も大きな原因は紫外線です。
皮膚の浅いところにある表皮細胞は紫外線に当たると、肌の細胞組織をダメージから守ろうとします。
そうすると情報伝達物質が、紫外線から細胞を守るメラニン色素を作るよう指示します。
通常ならメラニン色素は肌の新陳代謝により、表皮から角質に変化して28日のサイクルで排出されます。
しかしこのメラニン色素が、以下のようにうまく排出されないとシミになるのです。
【メラニン色素がシミになる原因】
- 長時間紫外線に当たったり、強い紫外線を浴びてメラノサイトの活動が過剰になりメラニン色素が大量に作られる。
- 年齢とともに新陳代謝が遅くなり、メラニン色素が排出されにくくなる。
メラニン色素が作られないように、顔に紫外線を浴びないのがシミ対策に最も効果的といえます。
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間違ったスキンケアでの傷や乾燥
2つ目の原因は、正しくないスキンケアで肌を傷つけたり、乾燥させてしまうことです。
洗顔や基礎化粧の際に肌をこすったり、たたいたりして刺激を与えると、炎症が起きて色素沈着する場合があります。
また保湿不足で乾燥するとシミの悪化因子が増えることを、資生堂の研究が突き止めました。
スキンケアの際は肌を傷つけないようにやさしく、そして乾燥しないよう1年中保湿をたっぷりすることがシミ対策に有効です。
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女性ホルモンバランスの崩れ
3つ目の原因は、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)のバランスの崩れです。
女性ホルモンのバランスの崩れが特に関係するシミは「肝斑」で、理由は3つあります。
【女性ホルモンのバランスの崩れでシミができる理由】
- メラノサイトの活動が活発になる
- 肌のダメージを修復するのが遅れる
- 栄養分が肌に届きにくくなる
またストレスや過激なダイエットも、バランスの崩れにつながるので注意しましょう。
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美肌を目指そう!シミの5つの対策方法
ではここからはシミの予防や、できてしまったシミへの対策方法をご紹介します。
紫外線カットを万全に
まずは何といってもシミの最大の原因、紫外線カットを習慣にすることです。
紫外線は1年中降り注ぎ、窓ガラスを通して屋内にも入ってくるので、外に出ない日も秋冬の季節も紫外線対策をしましょう。
コツを1つ紹介すると、日焼け止めを塗った上からパウダーファンデーションをはたくのがおすすめです。
なぜなら、粉が日焼け止めの紫外線散乱剤のように紫外線を跳ね返してくれるからです。
外出しない日でリキッドファンデをつけるのはちょっと面倒、という日にぜひ試してみてください。
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美白化粧品でシミを薄く&予防
美白化粧品は以下のシミに効果がありますので、ぜひ使ってみましょう。
【美白成分が効果を発揮するシミ】
- 老人性色素斑の初期の薄いシミ
- 肝斑
- 炎症性色素沈着
美白成分には、メラニン色素が作られる過程を妨害する働きがあります。
メラニンを作るよう伝える指令物質を抑える成分
- カモミラET
- トラネキサム酸
- t-シクロアミノ酸誘導体 など
メラニン色素が作られる過程を妨害する成分
- アルブチン
- ビタミンC誘導体
- 油溶性甘草エキス など
美白化粧品の使用に関するポイント5つ
- 医薬部外品の製品を選ぶ
- 人によって合う合わないがあるので色々試す
- サラッとした美容液タイプが毎日使いやすい
- 使用量にしたがってたっぷり使う
- 顔全体に1年を通して塗るようにする
たっぷり、毎日、1年中末永く使うのが秘訣なので、お財布にやさしい製品でOKですよ!
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コンシーラーでシミをなかったことに
できてしまったシミはコンシーラーで隠してしまいましょう。
コンシーラーには以下のような種類があるので、悩みに合ったものを選んでください。
スティックタイプ
肌にぴったり密着して、カバー力が高いので濃いシミにおすすめ。手軽に狙ったところに塗れて手が汚れないのがポイント。
クリームタイプ
こちらも肌にぴったり密着して、カバー力が高いので濃いシミにおすすめ。スティックタイプより自然な仕上がり。
細めのブラシを使って、スタンプのようにポンポンとのせていくときれいに塗れます。
ペンシルタイプ
先が細く頰に散らばった細かいシミを消せるので、小さなシミやそばかすにおすすめ。
1つずつピンポイントで埋め込むようにして塗るのがコツです。
コンシーラーの塗り方のポイントはこちら。
【コンシーラーの上手な塗り方】
- 隠したい部分よりひと回り広めに塗る
- 濃いシミから塗っていく
- 指先で境目をぼかす
- パウダーを重ね塗りする
メイク直しの際は、よれている部分をハンドクリームや乳液を使ってきれいにふき取ってから塗るようにするときれいに仕上がります。
ピーリングでシミを排出させる
ピーリングはできてしまったメラニン色素を排出するように促し、美白化粧品では消えないシミにアプローチします。
また皮膚の余分な古い角質を除去し、美白成分の浸透がよくなるので、予防にも効果的。
ピーリングは、専門的に行う方法と自宅で手軽に行う方法があります。
ピーリングを皮膚クリニックでおこなう
グリコール酸、乳酸などの薬を使用し肌のターンオーバーを整えます。
価格は1回4,000円~15,000円くらい。
ピーリングを市販製品でおこなう
AHA・フルーツ酸といった成分でクリニックの薬剤より濃度が低い。石鹸・ジェルタイプなど色々あり、価格がお手頃なのがメリット。
クリニックのレーザー治療で頑固なシミを消す
どうしても消えないシミをどうにかしたい!という場合はレーザー治療がおすすめです。
【レーザー治療が有効なシミ】
老人性色素斑(定着してシミの輪郭がはっきりしたもの)
脂漏性角化症
雀卵斑
レーザーは、メラニンにだけ反応する光を当て熱の力でシミを取り除く治療法。
何度かに分けてレーザーを当てると、シミはかさぶたになり最終的にはがれ落ちます。
シミがない部分の皮膚に影響はなく、新しく生まれる皮膚にはもちろんシミがありません。
クリニック以外でのシミを消す方法
レーザー以外でシミを消すには、こんな方法も効果的ですよ。
美容鍼
真皮層の細胞を活性化し、新陳代謝を促進する。
美容鍼は、今あるシミだけではなく、今後に出現するであろうシミの予防にもつながります。
光治療「ハイパーナイフ」
弱い光を使って真皮層のコラーゲン生成を促す。
ハイパーナイフは、高周波を使ってセルライト脂肪を分解して、LEDの光線によりコラーゲン生成を促す効果があります。
美容鍼とハイパーナイフについてはコチラ
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シミをなくして若々しい素肌を取り戻そう!
顔のシミが目立ってくると、洗顔後に鏡を見るのが憂うつになりますよね。
でもこの記事でご紹介したような対策で、できてしまったシミを消して、これからのシミ予防も可能です!
さっそくできることから始めて、どんなお化粧やファッションでも似合う、輝くような白い肌をいつまでもキープしましょう。
大阪府枚方市にあるダイエット・美肌専門 トータルヘルスケアがあなたをしっかりとサポートします。
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